省エネ住宅を学ぼう

省エネルギーと住宅

なぜ今、「省エネ住宅」なのか

住宅からのCO2排出量が、全体の約13%を占めます

「省エネ住宅」とは、気密性・断熱性を高め、効率の良い設備機器を採用し、長持ちするようにしっかりとつくられた住宅のことです。省エネ住宅は、快適で健康、かつ経済性に優れた暮らしを約束しますから、住まい手の満足を充分に得ることができます。


日本のCO2排出量は、世界で4番目


省エネ住宅が多くの人の関心を集める背景に、地球の温暖化をはじめとする環境問題があります。私たち人類にとって今、これが大きな課題となっていることはご存じのことと思います。地球温暖化の一因には、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの排出量が増えたことが挙げられます。日本のCO2排出量は世界全体の約5%を占め、アメリカ、中国、ロシアに次いで4番目に多いのが現状です。一人あたりのCO2排出量も、世界平均の2.4倍です。

2005年に発効された京都議定書では、CO2など6つの温室効果ガスの排出削減を定めています。この中で、日本は2012年までに、1990年に比べて6%削減することが義務づけられています。


日本のCO2排出量の約13%は、住宅でのエネルギー消費


日本のCO2排出量の約13%は、住宅で冷暖房や給湯・家電製品などを使い、エネルギーを消費する際に排出されています。地球温暖化に歯止めをかけるためには、電気やガス、石油などのエネルギー消費を減らす住まいづくりを行うことが急務です。

地球温暖化は環境破壊につながります。そして、エネルギーを得るための石油・ガス・石炭といった化石燃料は、無限の資源ではありません。これから将来にわたって、私たちの子孫がより良い生活を送れるようにするためにも、今、早急に取り組むべきは、省エネルギーを意識した住まいづくりなのです。それでは、住宅でのエネルギー消費を抑えるために、必要なことは何でしょう。

キーワードは、「高気密・高断熱」「高効率設備機器の採用」「長寿命化」です。

エネルギー消費を抑えた住まいづくり


高気密・高断熱

住宅の気密性・断熱性を高めることは、省エネルギー対策の基本です。床・壁・天井を断熱材できちんと覆い、部材と部材のすき間がないように施工します。窓は気密性の高いものを選び、複層ガラスや二重サッシにすると、外部との熱の出入りが少なくなり、より冷暖房の効果を無駄にすることがありません。

ただし、住宅の気密性を高めると、室内と室外の空気が入れ替わりにくくなります。建築基準法に従って計画換気できる機器を取り付けましょう。

詳しくは「最も効果的に省エネ住宅を目指すには」

高効率設備機器の採用

日々の暮らしで使う調理機器や給湯機器、冷暖房機器などに、最近は省エネルギー効果のある製品が増えました。設備機器を選ぶときは、その性能や消費エネルギーなどを充分に考えて決めましょう。

太陽や風、植物といった自然の恵みを採り入れることも、省エネ効果を高めます。天窓や高窓を設けて室内を明るくする、家の中に風の通り道をつくって涼をとる、軒や庇、庭木によって夏の強い日射しを遮るなど、さまざまな方法があります。

さらに、太陽光発電システムのように、自然エネルギーを活用する設備機器を選ぶこともできます。

詳しくは「環境負荷を抑える高効率設備機器には、どんなものがあるか1」
詳しくは「環境負荷を抑える高効率設備機器には、どんなものがあるか2」
詳しくは「環境負荷を抑える高効率設備機器には、どんなものがあるか3」

長寿命化

新たに建設する際には資源とエネルギーが必要です。また、住宅を解体すると多くの廃棄物が出ます。住宅を長持ちさせることで、これらを低減することができます。

住宅を長持ちさせるためには、耐震性を高め、耐久性のある構造躯体や仕上げ材を使うことが大切です。そして、定期的な点検やメンテナンスをしっかり行うことが欠かせません。

暮らし方の変化に柔軟に対応できる住宅も長持ちします。新築時に工夫して、部屋の広さや間取りを変えられるようにし、更新しやすい設備機器や配管・配線を選ぶようにしましょう。

詳しくは「住宅を長持ちさせる「長寿命化」を目指して」

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「省エネ住宅すすめよう」

社団法人 住宅生産団体連合会