省エネ住宅を学ぼう

省エネルギーと住宅

開口部からのエネルギーロスを防ぐには

断熱サッシ、複層ガラスなどを積極的に採用する

開口部は外部との熱の出入りの大きい部位です。窓や玄関ドアから逃げる熱は、住宅全体の約3割を占めるとも言います。その損失を最小限に抑えることは、住宅の断熱性・気密性を高めるうえで重要です。

住宅用サッシといえばアルミ製が一般的です。アルミは熱を伝えやすく、断熱性能が低いのが問題でしたが、現在はそれを解決するために、サッシの室外側と室内側の熱の伝達を絶縁部材で遮断したアルミ断熱サッシ、外側はアルミでも内側は樹脂の断熱サッシ(アルミ樹脂複合サッシ)などがあります。アルミ以外では、樹脂部材で構成した樹脂サッシ、木製サッシがあります。玄関用の断熱ドアもあります。予算の許す限り、これらの製品を採用することが望ましいでしょう。リフォームの場合は、既存の開口部の内側に新たにサッシを取り付ける二重サッシ(内窓)も効果的です。

断熱サッシには多く複層ガラスが使われています。これは、2枚のガラスの間に中空層を設け、乾燥した空気を密閉し(アルゴンガスを封入したものや、真空にしたものもあります)、断熱性を高めたものです。また近年は、エコガラスも登場しています。これは、複層ガラスの内側に特殊な金属膜を入れて放射率を低めた、Low-E複層ガラスです。断熱性が高いだけでなく、遮熱性もあります。高性能なぶん、通常の複層ガラスより値段が高くなりますが、長い目で見たときにどちらが良いか、充分に検討すべきでしょう。

断熱サッシ

断熱サッシには、アルミ断熱サッシ、アルミ樹脂複合サッシ(外側にアルミ、内側に樹脂を採用)、樹脂サッシ、木製サッシがあります。窓・ガラス・サッシそれぞれの断熱性については、2008年4月1日から★の数で表示されています。4つの等級があり、★の数が多いほど断熱性が高いことを示します。(※写真は断熱サッシの一例)

二重サッシ

あらかじめ二重化されたものと、既存の開口部の室内側に新しいサッシを取り付けるもの、いずれも二重サッシです。二重窓や内窓ということもあります。リフォームするとき、サッシ全体を取り替えるより工事が簡単に済みます。一般的には防音効果を高める目的で二重サッシにすることが多いようですが、断熱性の向上のほか、防犯効果も期待できます。

複層ガラス

複層ガラスは、2枚のガラスの間に中空層を設け、乾燥した空気を密閉しています(アルゴンガスを封入したものや、真空にしたものもあります)。複層ガラスと見た目は同じながら、ガラスの内側に「特殊金属膜(高断熱Low-E膜)」を入れたエコガラスは、さらに断熱性が高く、一般の複層ガラスを上回る遮熱性(夏場の太陽熱を遮断)もあります。(※イラストは複層ガラスの断面イメージ)

断熱玄関ドア

ドア本体に断熱材を充填し、ドア枠も断熱性を高めた玄関ドアです。ドア本体とドア枠の気密性や水密性にも配慮してあります。ドアの製品カタログにある「K2仕様」などの表記は、住宅の壁を伝わって熱がどれだけ逃げていくかを表すU値(熱貫流率)をもとにしていて、数値が低いほど断熱性が高いことを示しています。(※イラストは断熱玄関ドアの一例)

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社団法人 住宅生産団体連合会