省エネ住宅を学ぼう

省エネルギーと住宅

自然エネルギーを活用する住まい3

環境共生住宅の取り組み

太陽熱集熱器や太陽光発電などのアクティブソーラーシステム、屋上緑化や壁面緑化、自然エネルギーを活用するパッシブデザインの手法、これらを総合的に採り入れた「環境共生住宅」に取り組む動きが進んでいます。

環境共生住宅とは、地球環境を保全する観点から、省エネルギー・省資源・リサイクルを追求し、周辺の自然環境と調和し、住まい手が主体的に関わりながら、健康で快適に生活できるよう配慮された住宅と、その地域環境のことです。

代表的な例として、東京・世田谷区の「深沢環境共生住宅」があります。1997年に完成したこの賃貸集合住宅は、我が国における環境共生住宅の先駆けです。その後、環境共生住宅認定制度も始まりました。

戸建て住宅でも、風と日射を取り込み、緑化をはかるなど、さまざまな工夫を凝らした環境共生住宅は増えています。

ページ下で紹介する山梨県上野原市の「コモアしおつ・トリコパルク」は、全75区画の環境共生住宅団地です。周囲に広がる緑豊かな環境と融合し、自然の風の流れを活かした街区計画を特長としています。

環境共生住宅では、その地域環境の特徴を上手に利用して、快適で健康に生活できる室内環境をつくりだすことが最大の課題です。そして、それらが集合してできる地域全体も快適・健康になること。そのために、その場所にもともと備わっていた自然の資源や気候特性を活かし、引き出すことが、何より大切です。



建築家で東京都市大学教授の岩村和夫氏(岩村アトリエ主宰)が、埼玉県内に設計した環境共生住宅です。風の通り道を考えて部屋を配置し、上下にも空気が流れるように望楼を設けました。また、軒を深くして夏の日射しをコントロールし、冬はあたたかい太陽光が室内に入るよう、窓の位置や大きさを決めています。



「コモアしおつ」は山梨県東部の山並みに包まれた大規模な住宅地。その一角に、全75区画の環境共生住宅団地「トリコパルク」があります。全棟を南に向けた配棟計画、区画全体に広がるオープンな外構により、風の通り道を活かしたまちづくりを行っています。地域の自生種・在来種を植えた植栽空間を流れる風は、心地良い涼風となって住戸内に設けた風の通り道を流れます。

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