省エネ住宅を学ぼう

長寿命化と住宅

住宅を長持ちさせる「長寿命化」を目指して

新築時の資源とエネルギー、解体時の廃棄物を減らせます

省エネルギー住宅を実現するなら、住宅の寿命、そして住宅を建てるときに用いた資源のことも考え合わせなくてはなりません。

日本の住宅は、欧米諸国よりも短い期間で取り壊されているのが実状です。下のグラフを見てください。



これは、その国の総住宅戸数(ストック戸数)と新設住宅戸数(フロー戸数)から計算した、住宅の寿命に相当するものです。日本の住宅の寿命は45.9年、ドイツやイギリスの半分以下です。日本の新設住宅着工戸数は1000世帯あたり24.8戸。アメリカ15.6戸、フランス12.8戸、イギリス7.6戸、ドイツ6.1戸に比べると、世界有数の新設住宅着工戸数を誇る国だというデータもあります(住団連調べ)。

もともとは日本でも、日常の手入れはもとより、四季折々の大掃除や台風への備えなどを習慣として、住宅を長く使うことが当り前とされてきました。しかし最近は、その習慣が薄れつつあります。このような習慣を取り戻し、住宅を長持ちさせれば、新築に投入される資源とエネルギー、住宅を壊すときに出る廃棄物を減らすことができ、地球環境に大きく貢献できます。

住宅を長持ちさせるためには、耐震性や耐久性を高め、住み手のライフスタイルの変化に合わせられるよう、対応性や更新性も兼ね備えた住まいづくりが求められています。


建築分野の建設廃棄物は4割を占める



2005年度の建設廃棄物の排出量のうち、4割近くが建築分野からのもので2900万t、その内訳は新築・改築現場から1360万t、解体現場から1520万tでした。


戸建て住宅の建設廃棄物の半分は「がれき類」



木造2階建ての一般的な住宅を解体すると、48.6tの廃棄物が出て、その半分をがれき類、残りを木材を含むさまざまなものが占めるというデータもあります。

建物を建てたり解体したりすることが減れば、これらも減るのです。

とはいえ、建設・解体を皆無にすることはできません。廃棄物が出ても、それらを資源として再利用できれば、最終処分量を減らすことができます。再資源化を進めるには、分別解体などを徹底することが必要です。

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「省エネ住宅すすめよう」

社団法人 住宅生産団体連合会