省エネ住宅を学ぼう

長寿命化と住宅

住宅の長寿命化を実現するには

7つのポイントがあります

住宅の長寿命化は、構造や設備が長く使われることを前提に建てた住宅でなければ実現できません。そのために、

(1)構造躯体の耐久性
(2)構造躯体の耐震性
(3)長期に利用される構造躯体において対応しておくべき性能
(4)内装・設備の維持管理の容易性
(5)変化に対応できる空間の確保
(6)計画的な維持管理
(7)住環境への配慮

これら7つのポイントを満たしていることが大切です。

また、住宅性能表示制度では、構造の安定、火災時の安全、劣化の軽減、維持管理・更新への配慮、温熱環境、空気環境、光・視環境、音環境、高齢者等への配慮、防犯、の10分野にわたり、等級や対策の有無の表示を定めています。これも参考にすると良いでしょう。



構造躯体の耐久性

厚い壁、しっかりした柱などで、数世代にわたって住宅の構造躯体を使用できる。また、構造躯体の劣化を軽減させる、維持管理を容易にするなどの対策が施してある



構造躯体の耐震性

大規模な地震が起きても建物が倒壊せず、構造躯体を補修すれば住み続けられる。そのために木造住宅では、壁量を確保する、バランスよく壁を配置する、筋交い・柱・胴差しや床・屋根の接合部を強化する、基礎をしっかりつくる、梁などは必要な断面寸法を確保することなどが求められる



長期に利用される構造躯体において対応しておくべき性能

断熱性能などの省エネ性を確保する。将来のバリアフリー改修に対応できるようなスペースを確保しておく



内装・設備の維持管理の容易性

内装や設備は躯体に比べて耐用年数が短いうえ、日常的に使うものなので、維持管理(清掃・点検・補修・更新)を容易に行えることが重要。構造躯体や仕上げ材に影響を及ぼすことなく設備配管を維持管理できるように点検口を設ける、管ヘッダーを導入する、利用可能な状態を確保しつつ更新できるなどの工夫をする



変化に対応できる空間の確保

住まい手のライフスタイルの変化に合わせて、間取りを変更できたり、躯体天井高を確保したりしておく。また、一定以上の住戸面積を確保する



計画的な維持管理

建てたときから将来を見据えて、定期的な点検・補修の計画を決め、その履歴を蓄積する。定期点検は少なくとも10年ごとに実施したい。維持保全計画に記載すべき項目は、基礎・土台・壁・柱や屋根・開口部、給排水管における定期点検の時期と内容など。災害時には住宅の損傷状況を臨時点検することも必要



住環境への配慮

庭に樹木を植える、外観の形状や色を周辺になじむものにする、建物をセットバックして歩道への圧迫感を少なくするなど、各種の規制・誘導措置に従うと同時に、周辺の住環境に配慮する


省エネ住宅web

「省エネ住宅すすめよう」

社団法人 住宅生産団体連合会