省エネ住宅を学ぼう

省資源と住宅

資源の有効利用と廃棄物の適正な処理について

材料の由来を知ることが、環境保全の第一歩

家を建てるときは、たくさんの資源を使います。資源を有効に利用することや廃棄物を適正に処理することも、積極的に取り組みたいところです。

住宅の躯体や内外装材、設備機器には、木材、コンクリート、鉄、アルミ、ガラス、陶磁器、プラスチックなど、さまざまな材料が使われています。それぞれの材料が、どこで原料を採取し、どのような加工・搬送の過程を経て製造されたのかを知ることは、環境に優しい建材を選び、資源を有効に活用するための第一歩です。

また、日本の戸建て住宅は木造が大半ですから、木材資源を有効に利用することも大切です。木材を使うことは決して森林破壊につながるわけではなく、適正に使うことはむしろ森林の育成を促します。木材を循環再生させることによって、二酸化炭素の吸収源としての森林の機能を持続することや、間伐材や従来は利用していなかった材を有効利用することなども試みられています。

さらに、大量に存在している未利用の資源を利用した建材もあります。それらを使うことも、資源の有効利用につながります。

コンクリートも木材も再資源化が義務づけられている。
コンクリートの再資源化達成率に比べ、木材は68%、まだまだリサイクルできるはず

建設廃棄物の品目別再資源化等の状況(国土交通省、2005年)




リデュース


製品の製造、流通、使用などにおける資源利用の効率を高め、廃棄物の発生を抑えること。

リユース


一度使用された製品を回収して、必要に応じて適切な処置を施し、製品として再び使用すること。

リサイクル


製品の製造や流通に伴って発生した副産物や、一度使用された製品を回収し、原材料として利用したり、熱源として利用したりすること。


住宅を建てるときは、建設廃棄物の発生が少ない工法を採用し、廃棄物のリデュース(発生抑制)を心がけましょう。使う建材も、リサイクル材料や、木材などの資源を有効利用した材料を積極的に選ぶことが大切です。

解体後に発生した建設廃棄物は、リユース(再使用)やリサイクル(再生利用)できるように、分別処理しましょう。原材料として利用(マテリアルリサイクル)することが技術的に難しい場合や、環境負荷の観点から不適切な場合は、熱源として利用(サーマルリサイクル)する方法もあります。

建設産業における資源循環の実現に向けて、2002年に建設リサイクル法(建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律)が施行されました。建設リサイクル法では、コンクリート、コンクリート及び鉄から成る構成資材、木材、アスファルト・コンクリートを分別解体すること、そして再資源化の実施が義務づけられています。また、建設リサイクル法の対象となる建設工事では、発注者による工事の届け出や、元請業者から発注者への報告、現場における標識の掲示などによって、適正な分別解体や再資源化を実施することが求められています。

廃棄物の適正な処理や再資源化にきちんと対応し、その努力を住まい手にも伝えることが、広い意味での環境保全につながります。


リサイクルされた建材には、木くずを利用したパーティクルボード、木くずと廃プラスチックを利用した建材、古紙や石膏やスラグを利用した不燃ボード、廃ガラスを利用したタイル、鉄鋼副産物を利用したセメントや建材などがあります。
建物の解体で排出された建材のうち、木くずは製紙・ボード原料、コンクリートは路盤材などにリサイクル。鉄やアルミといった金属もリサイクルされます。木くずや廃プラスチックを工場などの熱源として利用することもあります。

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